1月18日、五木村は「ウッドスタート宣言」を行いました。全国で27番目、熊本では小国に続き2番目の宣言です。ウッドスタートは「木育」の一環で赤ちゃんが初めて触れるおもちゃは地産地消の木のおもちゃであることを推奨するもので、2015年1月1日~2016年6月30日の間に五木村で生まれた10人の赤ちゃんに五木産材のおもちゃが贈呈されました。
五木産材のおもちゃ「五木の恵みパズル」
おもちゃは五木村が公募したコンペによって選ばれました。今回のおもちゃ作成を担当してくださったのは木育工房の西澤有希さんです。
西澤有希さんからのメッセージ
このおもちゃは五木村で育った杉とひのきで作りました。箱はひのき、積み木は杉とひのきです。木の香りと肌触りを感じられるよう無塗装で仕上げています。名前の通り「五木の恵み」をモチーフとした積み木パズルです。清流川辺川のヤマメ、山々に住むイノシシとシカ、力強く育った杉、紅葉が美しい楓、そして五木村の可愛いマスコッ トいつきちゃんです。
形合わせをしたり、物語を作ったり、親子で楽しんでもらえれば嬉しいです。このおもちゃで遊ぶことで、ふるさとの自然を大切にする心、五木村を誇りに思う心が育つことを願っています。
木のおもちゃ贈呈式後には東京おもちゃ美術館の馬場清副館長から木育推進の意義やおもちゃ開発の基本などについてご講演をいただきました。
「木育かきくけこ」
か 環境を守る態度を培う
き 木の文化、つまり木工技術や木の知識を身に着け、後世に伝える
く くらしに木を取り入れる
け 経済(林業・林産業)を活性化させる
こ 子育てに活かし、豊かな心を育む
「森林で自立する村づくり」を共同宣言した五木村は木育推進により、子供たちに自然の温かみ、美しさ、ありがたさを感じ取ってもらい、自らそれを大切にする心を育んでもらえることを望んでいます。