五木源住宅でご機嫌な毎日。小物まで自然素材にこだわったTさんの暮らし。

五木源住宅でご機嫌な毎日。
小物まで自然素材にこだわったTさんの暮らし。

この度は木のむら五木のwebサイトにアクセスいただきありがとうございます。
今回は、「五木源住宅 板倉の家」にお住まいのTさんに、リアルな暮らしを伺ってきました。

■「五木源住宅 板倉の家」とは

約1年間の天然乾燥でスギの木の特性を最大限生かす、葉枯らし乾燥材。
「五木源住宅 板倉の家」は、五木の葉枯らし乾燥材をふんだんに使った住宅です。

■「五木源住宅 板倉の家」との出会いとは

もともと木の家や天然のものがいいなあと思っていたんですが、そんな中で「五木源住宅 板倉の家」に出会いました。

それでモデルルームも見に行ったら、ものすごくスギを使ってあって。スギの温かみや自然な香りが素敵で、この作りの家にしたんです。
マンションに住んでいた時はフローリングが冷たくスリッパを履いていたんですが、天然乾燥のスギの床は冷たくないですし、適度な気密性を保つので、息苦しさがなくて心地がいいです。

■地産地消で地元の木を使う

材料は、せっかくだから土地の木が良いじゃないかということで、熊本の木にしました。
構造材は五木の杉、板倉の家の特徴である壁の板材は小国の杉を使っています。
両方とも高温乾燥じゃなくて天然乾燥なので、住み始めたらワレがいい感じに入ってきます。

だから、こだわりといえば、地産地消の木材を使って、できるだけ既製品を使わずに木で加工できるものは木で作ってもらったことですね。

■スギの木の蓄熱作用で真冬の朝もあったか

冬の朝って寒いじゃないですか。
でもうちだいたい19度くらいなんですよ。
薪ストーブを前の日の夜に炊いて寝る直前に火が落ちるようにしておくと、木が蓄熱して木自体があったまっているので、翌朝まで冷めにくいみたいなんです。
昼間は薪ストーブを入れとけば、どこいってもあったかい。
二階とか、床暖房みたいですよ。
*薪ストーブを夕方6時頃から焚き始めて、夜寝るまで火が保つようにしておくと、翌朝まで冷暖かいまま。木と土間が蓄熱して家全体が暖まっていると思います。
朝6時頃に起きて、9時半ごろまで薪を焚いてそのままにしていても、夕方まで暖かいです。
土間はもちろんですが、家じゅうどこに行っても暖かい。二階の床は、床暖房のように暖かいです。

■夏はひんやり、冬は薪ストーブと相性が良いこだわりの土間。

もともと母方の実家が、農家の昔の家だったんですけど、そこの土間が気持ち良くて、そんな家がいいと思ってたんですよね。
それで、土間にするように設計者に頼んだんですけど、夏は土間の方がひんやり涼しいし、窓を開けると風通しが良くて気持ちいいです。暑い時には打ち水したりとか。

あえて土間にして、濡れたまま入ってきても良いし、傘もここで干しておいて大丈夫だし、便利ですね。
それに冬は薪の煤や火が散るので、土間にしてよかったです。
板の間だったら神経質になってるのかなとも思うので。
ちなみに、このクヌギの薪も五木村から定期的に買ってるんですよ。

■家具はほとんどが作り付け。

やっぱり地震で倒れてくるのが怖いので、できるだけ作りつけでお願いしました。
だから、タンスとかの家具がほとんどないんです。

下駄箱も棚も、配膳棚も、設計の段階から生活を考えて設計してもらいました。
壁には所々つまみをつけて、荷物置きにしたり。

ピアノを土間に置いているのですが、薪ストーブの輻射熱がピアノに悪影響を与える恐れがあるので、設計者に相談し、遮熱板も既製品の鉄板ではなく、スギの木で作ってもらいました。

■足が、臭く無くなったんです

男の子って、みんな足くさいですよね。小学生になったら、ものすごく臭くなってきてたんですよ。
マンションに住んでいるとき、お友達のお母さんたちとどうしてる?って足指を洗うブラシを買う?とか話してたんですよ。
そしたら、この家に来てからなんだかおかしいなあって思って。
臭く無くなったんですよ。足が。
マンションに住んでいるときは、玄関に近づくと臭いがこもって臭かったけど、今ないんです。
スギの木が靴の湿気も吸ってくれるのか?抗菌作用もあるからか?驚きですよね。

焼肉や鍋をしても、匂いが気にならなくなりました。
少し換気をすれば、スギの木に消臭作用があるからか、不思議だけど翌朝はすっきりです。
トイレも臭いがこもらなくてとても良いです。
消臭剤はいりません。

■旅館のお風呂みたいでとっても落ち着きます

お風呂は、高野槇(こうやまき)っていう木で作ってるんです
旅館に行った時に、木のお風呂いいねって言って、家族で写真撮って。
旅館のお風呂みたいな感じで作ってもらいました。

旅館のお風呂みたいでとっても良いし、保温力もありますよ。
濡れたところは、お風呂から上がったら直ぐに拭きあげています。壁は殺菌力の強いスギの赤身を貼ってもらったので、約1年たった今もカビは特に生えていないです。

■お風呂のおけと米櫃は曲げわっぱ

お風呂の桶と椅子、そして米櫃は、曲げわっぱ弁当箱造りを得意とする、球磨村・一勝地の淋(そそぎ)さんという職人さんが作ったものです。もともと曲げわっぱのお弁当箱を使っていたんですけど、家の新築を機に相談したら、作ってもらえることになりました。

木と木の繋ぎは桜の皮を薄く伸ばして糸がわりに使ってあります。
木は濡れたら拭いて、乾かすだけで手入れは終わり。洗剤で洗わなくていいので、簡単です。長持ちするし、壊れても修理が効くかなあと思います。
汚れたら削ってもらえばいいですし。

■うち、掃除機はないんです。

掃除機を掃除するのが嫌だから、設計者にほうきとハタキと、雑巾掛けだけで済む家にしてくださいって頼んだんです。だから、うち掃除機がないんですよ。
ほうきとハタキで掃除するか、たまに床を水拭きするだけ。お風呂も洗剤を使って掃除はしません。毎日10分もあれば掃除は終わります。プラスチック製品は埃が溜まりやすいけど、木は溜まりにくいし、気になりません。
そういうのが楽だなあと思っています。

■いい味を出している扉がアクセント

みなさん「この扉何?」って食いつきますよ。
リノベーションかと思いますよね。
これは、工務店の方が解体する古いお家から持って帰ってきたものを買ったんですけど、いいアクセントになって。
寸法が、昔の日本家屋って小さいので、ちょっと加工はしてるんですけどね。

■まとめ

今回Tさんのご自宅にお邪魔させていただきましたが、入った瞬間から自然なスギの木の香りがふわっと感じられました。
お話を聞いてみると、小物までこだわり、自然のものを使った丁寧な暮らし。スギの木の家って、こんなに住みやすくて快適なのかと改めて感心します。
木の家に興味を持った方は、ぜひ「五木源住宅 板倉の家」も一度ご覧になってみてください。