築約130年の熊本の伝統的建物を改修工事した設計監理事例です。
その構造体は、先代から引き継がれた黒光りする柱や梁の古材が凛々しく、この趣のある空間にふさわしいのは、本物の木で創るインテリアと考えました。
そこで、五木葉枯らし木材を依頼主さまにご提案。天然乾燥の美しい木目を見ていただいて、気に入って下さいました。
当初、造作家具のキッチンの扉だけを予定していましたが、職人さんが無駄なく使ってくださったおかげで余った木材で、洗面台の扉と建具の腰板の一部にも採用できました。
キッチンを実際に使った奥さまの感想は、とても便利に使え気持ちよく過ごせているとのことでした。新しい木とのコラボレーションで蘇った住まいを、依頼主さまはとても喜んでおられます。
これからも、建築の構造体だけではなく、五木葉枯らしの美しいスギ材を積極的に、インテリアにもご提案していきたい所存です。


- 【デザイン・設計監理】
- MKデザインスタジオ一級建築士事務所 柿本美樹枝
- 【施工会社】
- 株式会社 江藤社
